みやび電脳株式会社

会社概要

登記情報

Registry
商号みやび電脳株式会社
所在地群馬県高崎市連雀町12番地1 アイディーコート高崎904号
設立令和7年11月4日
代表者代表取締役 柴田 雅之
資本金100万円
事業目的情報システムの企画・開発・運用及びコンサルティング業務 ほか

社名の「みやび」は代表の名前から。「電脳」は計算機を指しますが、 名づけたときに念頭にあったのは、脳を模した仕組み——ニューラルネットワークでした。

お取引にあたって

Trade
法人番号1070001043528
適格請求書発行事業者
登録番号
T1070001043528

渡し終えるまでの5年

Five Years

起業する歳ではない。それでも設立したのは、
今この瞬間にしか成立しない役回りが、目の前にあるからだ。

昔は、人間が要件定義をしていた。いまは、私がAIと要件定義をしている。やがて、AIが要件定義をする。 その途中に、いまがある。

私は2006年、携帯電話販売の基幹システムの構築に参加した。 一度離れ、2014年にまた声をかけていただき、 2024年には老朽化したそれをクラウドへ移した。いまは子会社への展開を見ている。 20年動き続けているシステムを、動いているあいだずっと見てきた。

なぜその仕様になったのかを知っているのは、決まる場に居て、そのあとも保守してきたからだ。 どこで問題が起きるかを知っているのは、そこで実際に起こしたことがあるからだ。

これは私の頭の中にしかない。書かれてはいない。 属人化を作ってきたのは、他でもない私自身だ。

対策はいつも「ドキュメントを整備する」だった。 機能しなかったのは、書く工数が出ないからではない。読む工数が出ないからだ。 読まれないから更新されず、更新されないから信用されず、信用されないから読まれない。 読み手が人間であるかぎり、この輪は切れなかった。

その前提が、一つ変わった。読み手が、人間だけではなくなる。AIは全部読む。コードもテーブル定義も、私より速く正確に。 HOWは、もう人間が読む必要がない。 だが、WHYはどこにも書かれていない。書かれていないものは、AIにも読めない。

だから、ずっと割に合わなかった「なぜこうしたか」を書き残す仕事が、 初めて投資として成立する。

ただし、書き残すだけでは足りない。 AIがそれを自分で引き、手順として動かし、出てきた答えを人が評価できる。 そこまで揃えて、初めて仕事になる。

次の4つを、自分の仕事と決めた。

  • なぜその仕様なのか、なぜその案を却下したのか、どこで失敗したのかを、あとから読める形で書き残す
  • 仕様もマスタも過去の経緯も、AIが自分で引けるように社内システムへつなぐ
  • 運用・保守・調査の手順を、AIが実行できる形にする
  • AIの出す結論を現場の実態で検証し、実装できる水準まで引き戻す

自分が引退した後は、「AIが同じ判断を下せるか」「その答えを、現場が疑えるか」。
この2つを、仕事の指針にしている。

これから作られるものに、この仕事は要らない。 最初からAIが決まる場に居る。なぜそう決めたかは、決まった時点で残る。 この役回りが要るのは、人間だけで作った、いま動いているシステムに対してだけだ。私の仕事には、はじめから終わりがある。

それでも、動いているあいだは、なぜそうなっているのかを知っている者が要る。

5年で消える役回りなら、消えるまでの5年をその役回りに使い切りたい。

私は、書かれてこなかったものを書き残す。
人にもAIにも読める形にして、次へ渡す。
そのために、この会社を作った。